中央四国第73番札所
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疱瘡除け 自然石

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疱瘡除け 自然石

当寺院の本堂の脇にあるお地蔵様などを祭ってある祠に疱瘡除けの自然石があります。

疱瘡(天然痘)は、かつて全世界で流行し、最も恐れられた疫病の一つでした。

非常に強い感染力を有し、感染すると7~16日の潜伏期間を経て発症します。

致死率は20~50%と非常に高く、また治癒した後も膿疱の跡が瘢痕となって残っていました。

疱瘡は命を奪うだけでなく、死に至らなくても容貌を醜く変えてしまうことで恐れられていました。

日本においては、735(天平7)年の流行が疱瘡の最初の流行の記録とされています。

以来、何度も流行を繰り返し、都市が発達し人の往来が盛んになった江戸時代においては、

誰もがかかる病気として定着するに至りました。人々は病気の原因とされる疫病神や悪を

祀り上げることで、病状が軽く済むように祈ることも多く、疱瘡神に対しても同様の信仰がありました。

疱瘡神には特定の祭神はなく、自然石や石の祠をお祀りしていました。

現在では、病気平癒・災難厄除のご利益があるとして、祈願に訪れたりする場所となっております。

また、2020年のコロナ禍においては疱瘡をはじめとして

様々な無病息災・疫病退散のご利益がある神様・仏様に対し注目が集まっています。

皆様もご来寺の際にはそちらにも足を運びお参りされてみてはいかがでしょうか。

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